約 545,773 件
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/984.html
ゆ身売買 32KB ※独自設定垂れ流し。 ※虐待成分無し。 ※現代設定。 ※設定文章が多くてごめん。 ※会話文章が多くてごめん。ひらがなばかりはよみにくくてゆっくりできないね! ※前回れいむヘイトだったので、今回は優遇されてます。まりさは相変わらずヘイトしてます。 ※正直、「ふたば系ゆっくりいじめ 417 ゆっくりブリーダー」とネタがかぶっている上、あちらのほうが 出来がよくてヘコんでます。 ※さらに「さよなら!ゆっくりまりさ!」とも一部ネタがかぶってます。あちらのほうが 秀(ry。 ※餡子ンペ出展。テーマは『群れ(ミニ社会化)』なんですが…。ちょっとテーマと関連が 弱いかも…。 ※じゃりあき様の「かわいい いもうと」からインスパイアされた部分があります。 じゃりあき様のれいむはかわいいよね! コンクリートの道をゆっ、ゆっ、と飛び跳ねる物体。赤いリボンが特徴的なゆっくりれいむだ。 その後ろ、なにやら小型の生き物(?)がれいむについていっている。 赤いリボンと黒い帽子の2匹。同じくゆっくりれいむとゆっくりまりさ、どちらもまだ子ゆっくり だ。 街中を飛び跳ねる親子。その向かった先には人間用のドアと、ゆっくりが押せるほど下に取り付け られたブザーのスイッチがある。 親れいむがためらいもなくスイッチを押した。 「は~い。」 そしてドアから出てきたのはエプロン姿の女性。エプロンには「ゆっくりショップ ゆじま」 の刺繍がしてあった。 親れいむは出てきた女性に言う。 「おねえさん!うちのおちびちゃんを、ゆっくり買い取ってね!」 「ゆ身売買」 必殺引篭り人 ここはどこにでもあるような地方都市。このごくごくありきたりな街の特徴を探そうとするなら、 街ゆっくりと良好な関係を保っている、というところだろうか。 山や森が近くにあるこの街は、以前は野良ゆっくりに悩まされていた。花壇をあらす、学校に 進入する、ゴミをあさって散らかす、車の前に飛び出す。ありとあらゆる害がゆっくりに よってもたらされ、街の人間を困らせていた。 ゆ害に怒った住人が強硬手段にでた町もある。しかしこの街の住人は、言葉をしゃべり、感情 を吐露するこの生き物(かどうかも怪しいのだが)に多少なりとも憐憫の情を持っていた。 さりとて某ゆっくりんぴーすのような、過激な保護まではする気はない。 駆除すること自体は賛成だがジェノサイドまで行くのは忍びない(し、後味が悪い)。 そういう、なんとも歯切れの悪い住人が大半だったのだ。 あれでゆっくりがもう少し物分りがよければ飼うのになぁ。そんな、神様でもさじを投げる ような叶わぬ願いを抱く住人たち。 しかしそれをかなえようとする人間がいた。ゆっくりのせいで犬(ゆっくりを追いかけてしまい 一緒に散歩している人間を急に引っ張って危険)、猫(ゆっくりから攻撃を受けて怪我をしたり、 逆に狩ってきてしまったり)が売れなくなったペットショップの組合だ。 街の平和のため、そして最終的には売り上げアップのため、ペットショップ組合は立ち上がった。 要するに問題なのは人間の街に適応できないゆっくりなのだ。街での生き方、身の処し方を わきまえているゆっくり達は野良とはいえ、街の人間からそれなりの対応をしてもらっていた。 つまり対処するのは以下のゆっくり。 (1)ゲス。窓を割って進入、お家宣言やら略奪をする。花壇に侵入するなど。 (2)バカ。堂々とゴミをあさる、何度教えても人間の街の掟を学ばない。 (3)注意散漫。子供がお菓子を食べているのを見て、道路を横断するようなゆっくり。 (4)自分勝手。赤ゆっくりはかわいいから、これを見せればなんでも許される、 自分はかわいそうだからなど論理破綻をおこしている。 これらを除けば、それなりにゆっくりと人間は共存できるのだ。まあ野良ではあるのだが。 地域猫の考えに多少近い存在にはなれる。 しかしこの (1)~(4)、矯正と教育でどうにかなるようなものではない。それは今まで学者 やら愛で or 虐待お兄さん達の努力の結果から判っている。 そこでペットショップ組合はより根本的な方法、つまり「淘汰による適応進化」を 実践することにした。 「いいかい?あと3回お日様がのぼったら、その日は絶対にお家から出ちゃダメだよ? どんなことが聞こえても、絶対にお家からでちゃダメ。 出ると、ものすごくゆっくりできなくなっちゃうから。」 「ゆっ!れいむわかったよ!にんげんさんのいうこと、ちゃんときくよ!」 「まりさもわかったよ!」 口々にゆっくり達が答える。公園に集まった野良ゆっくり達に、組合のお兄さんが 注意を伝えている。 「じゃあ、ゆっくりフードをわけてあげるね。今言ったことは、ほかのゆっくりにも 教えてあげてね!」 「わかったよ、おにいさん!」 「まりさがちゃんとつたえるよ!」 「ちゃんとつたえるわ!べ、べつにおにいさんのおねがいだからじゃないわ! ごはんさんをもらったから、しょうがなくなのよ!?」 「みょんもみんなにおしらせしてくるんだみょん!」 お兄さんが袋をひっくり返してバラまいたフードを集めながら答える。 このような光景が、街のいたるところで見かけられた。 そして迎えた3日後。ゴミ収集車に掃除機をくっつけたような不恰好な車が何台も街を走る。 「あまあま~、あまあまだよ~!あまあま欲しいゆっくりは寄っといで~!」 大音量で、ゆっくりを確実に引き寄せる曲を流す。曲は野良ゆっくりれいむに歌って もらっているので、とってもゆっくりした曲になっている。 「ゆゆゆっ!れいむのこえなのぜ!」 「あまあまがもらえるなんて、なんてとかいはなの!」 「わかるよー!きょうはかみさまがくれたたからもののいちにちなんだねー!」 「ゆー!やっとれいむのちからをみとめたんだね!まったくこのまちのにんげんはぐず ばかりだね!」 都合のよいことを口走りながら車に寄ってくる野良ゆ達。しかし彼らの希望はあっという間に、 吸い込まれていった。 文字通り、体ごと一気に。 強力な吸引力が衰えることなく野良ゆ達を吸い込んでいく。 「な、なんなのぜぇぇぇ~!?」 「ご、ごんなのどがいばぁ~!!??」 「わがらないんだよ~!?」 「でいぶはじんぐるまぁああざぁぁ~!?」 どんどん吸い込んでいく。ゆっくりが絶対に逆らえない言葉の一つ、「あまあま」を使って 一網打尽である。 しかしゆっくりは絶滅しなかった。この大虐殺を生き延びたゆっくりもいるのである。 「お、おかあしゃん!?おしょとがきょわいよぉぉ!」 「れいむのおちびちゃん!ゆっくりしていってね!おうちのなかにいればゆっくりできるからね!」 「まりしゃもきょわいんだじぇぇぇ!?」 「おうちのなかにはこないって、にんげんさんがいってたんだぜ!おちびたちはまりさをしんじる んだぜ!」 「そうだよ!おとうさんとおかあさんをしんじてね!」 「「ゆ、ゆっくりりかいしちゃよ(じぇ)!」」 人間の指示をしっかりと守っているゆっくり達はちゃんと生き延びたのである。 ゲス、バカ、自己中、注意散漫なゆっくり達はあっさりひっかかって虐殺されていく。 「ゆっ!おしょとからあみゃあみゃしゃんのこえがしゅりゅよ!」 「ありしゅ、あみゃあみゃしゃんほしいよ!」 「だめよおちびちゃん!おうちにいないゆっくりは、いなかものよ!」 「そうだよ!にんげんさんがおうちにいればあんぜんっておしえてくれたんだよ! れいむとありすのおちびちゃんならりかいできるよね!」 「「しょんにゃのどうでみょいいでちょ!あみゃあみゃほしいよ!」」 「どぼじでぞんなごどいうのぉぉー!?」「 「どがいばじゃないわぁぁぁー!?」 「みょういいよ!れーみゅはあみゃあみゃもりゃいにいきゅよ!」 「ありしゅもときゃいはにもりゃってくりゅよ!」 「だ、だめよおちびちゃん!おそとはあぶないのよ!」 こうして赤ゆっくりを追いかけていった親2匹も、仲良く吸い込まれていった。 子供を監督できない、教えられないようなゆっくりも等しく虐殺である。 ペットショップ組合の説明はこうだ。 まずゲス等の矯正不能個体はすべて排除(虐殺)。これは街に被害を出すからしかたがない。 しかしそれ以外は残す。悪さをしていないのに殺すのはかわいそうだ。 それを何世代かに渡って続ける。ゆっくりは短命。特に街の野良は寿命は短い。せいぜい3年、 長くても5年である。世代交代はそれこそ1年もかからない。 こうして学習する、人間の掟には従うゆっくりだけを街ゆっくりとして残していく。 これを繰り返せばゆっくりは街に適応する(というか、適応しないゆっくりはすべて死ぬ)。 進化学でいう「淘汰圧」を人間が与えてやるのだ。これにより、進化という名の適応が すすむ。街に害を与えないゆっくりだけが繁殖するのだ。 一度このようなゆっくりが繁殖すると、ゲス等の個体が出にくくなるのもうれしいところだ。 街に適応したゆっくり集団に対して、たとえば外部から別の個体が来たとしよう。 当然そいつは問題を起こす。するとゆっくり集団は街から攻撃される危険が高まると判断、 これを排除する。 集団内部から発生した異分子もこうやって排除される。 街の人間の中には排除に抵抗を示すものもいたのだが、最後には折れてこの計画を承認した。 道路に飛び出して、子供と勘違いしてハンドルを切ってしまった車が店に飛び込む事件も起き、 ゆ害が改めて問題になったことが最終的な理由だった。 こうして街のゆっくり達は、人間と共存できるものを除いてどんどんといなくなっていった。 そして数世代が過ぎる。 ペットショップ組合は次の手を打った。ただ売り上げアップを待つようでは この生き馬の目を抜く世の中、生きていけない。街を救うという表向きの裏で、次の策を 進めていたのだ。転んでもタダで起きたら貧乏人。タダより高いものはないのだ。 街のためにお金をだした組合が、その投資を回収する手段。もちろんペットとして ゆっくりを売るのだ。ただし、ただのゆっくりには興味ありません。 この中に「野良出身だけど物分りがよいゆっくり」がいたらペットショップに来なさい! 以上! ではなく。 そういう付加価値のあるゆっくりが求められ始めたのだ。 ゆっくりがペットとして広まってから、しっかりした教育による高品質ゆっくりが市場に あふれるようになった。これはこれで人気があるものの、人間満たされるとさらに欲が 出るもの。ちゃんとした敬語を使ったり、お家での作法をしっかり学んでいるようでは もはやゆっくりではない、というわがままな意見が出てきた。 さりとて単なる野良では物分りが悪すぎる。ひとつ教えるのに一ヶ月などザラである。 それではペットたりえない。 ペットショップ組合は悩んだ。野良出身でありながら物分りがよい、覚えがよいゆっくり。 口調や仕草は野良、お家での作法はあまり知らない。でも人間が教えるとちゃんと覚える。 こんなゆっくりがいればいいのに。 そこで考えたのが先ほどの処置。ゲス等を減らし、街に適応できるゆっくりを増やす 計画だ。これにより野良っぽい飼いゆっくりをペットショップが生産するという手間は省けた。 街に行けばそんなゆっくりばかりなのだから。 次に組合は残ったゆっくり達に取引を持ちかけた。 「子ゆっくりを『巣立ち』させないか。」 「われわれがゆっくりさせてくれる飼い主さんを探してあげる。」 「街で野良生活をするよりも、ずーっと良い生活が子ゆっくりを待っている。」 「ただし、子ゆっくりは親がしっかり教育すること。飼い主さんのところで粗相をすれば 子ゆっくりはすごくゆっくりできなくなる。」 「教える内容は我々が親ゆっくりに伝える。忘れないよう、紙に書いたものもあげよう。」 「子ゆっくりの様子はいつでも教えてあげる。飼い主さんから写真をもらえるからね。 そして子ゆっくりが飼い主さんをゆっくりさせてあげられていれば、 子ゆっくりがゆっくりプレイスに行けたお祝いとして、フードを上げるよ。」 そう、悪魔のささやきを聞かせたのだ。 残った親ゆっくり達にバカはいなかった。だからこの提案が魅力的なものであることはすぐに 理解した。 いくらゲスを筆頭とした、街の害ゆがいなくなったとはいえ、依然として街はゆっくりが住むには 苦労の絶えないプレイスだ。 足りないゆっくり成分を求めて赤ゆっくりを増やそうとしても、食べ物がなかったり お家が狭かったりと、どうしても無理が出てくる。子沢山はゆっくりできるが、街でやろうにも 増えすぎると自分の首を絞めてしまう。 正直、巣立ちさせるには子ゆっくりは幼い。まだ親ゆですら子離れができないくらいだ。 しかしこのまま野良生活で苦労させるよりも、子ゆっくりがゆっくりプレイスに行けたほうが うれしい。 それにぶっちゃけ、食い扶持が減ることはありがたかった。食べ物が少ないなら、 食い扶持を減らせばいい。それだけ残った家族に食べ物がいきわたる。 子ゆと別れるのはつらいが、残された家族がおなかいっぱいご飯を食べられることも大切だ。 さらに飼い主さんを満足させられたなら、ペットショップからご飯がもらえるらしい。 子ゆっくりはプレイスでゆっくりし、残された家族もご飯がもらえてゆっくりできる。 少し寂しくはあるが、両者とも幸せになるのなら万々歳だ。 街の野良ゆっくり達は、ペットショップの提案に乗った。 その日から、親ゆっくり達の勉強が始まった。各ペットショップに集まり講習を受け、 教育内容の書かれた紙をお家に持って帰って子ゆっくり達に教え込んだ。 子ゆっくりは突然降って沸いた教育に、ゆっくりできないと泣き出すものが続出したが、 親ゆっくりに説き伏せられてしぶしぶ従っていった。 そしてはじめての試験日。親ゆっくり達は子ゆっくりを連れ、ペットショップに集まった。 「おねーしゃん!れいみゅあみゃあみゃしゃんがたべちゃいよ!」 「あまあまはまた今度ね。」 「ゆーん…、わかっちゃよ…。でも、こんどはちょうだいにぇ!」 「はいはい。じゃあご飯ね。どうぞ。」 「ゆわーい!むーちゃ、むーちゃ、ごっくん!ち、ちちちあわちぇぇー!」 「まあ、ごっくんしてきれいにたべるのね。」 「おかーしゃんにおちえてもらっちゃの!たべものしゃん、たいしぇつだきゃら、 こぼしゃないようにって!」 「えらいわね。」 「ゆーん!おかーしゃんはゆっくちしちぇるゆっくちだもん!あちゃりまえだよ!」 そばでハラハラとしながら見ていた母れいむも、スムーズにすすむ試験にすこし安心して きたようだ。 この子れいむはもちろん合格。野良出身である口調、仕草をしており、また失敗はあるものの 聞き分けよく注意を聞いて直していくという、まさにペットショップ組合が望んだとおりの ゆっくりだった。 母れいむは最後に子れいむを揉み上げでひっしと抱きしめると、「にんげんさんをゆっくり させていってね!」と別れの言葉を伝えた。 ペットショップからお祝い金としてゆっくりフード(ゆっくりでも開けやすいパッケージ) をもらうと、街中のお家へ帰っていく。 ペットショップの窓から、子れいむは寂しさを感じさせつつも、巣立ちへの期待をにじませた まなざしでそれを見ていた。 「ゆっ!しゃっしゃとまりしゃしゃまにあみゃあみゃだしゅんだじぇ!」 「こら、人間にむかってそういう口の聞き方をしちゃだめだろ。」 「にゃにいっちぇるんだじぇ!?くしょどりぇいはしちゃがうしきゃのうがにゃいんだきゃら、 もんきゅをいわじゅにまりしゃしゃまに『ほーし』しゅりゅんだじぇ!」 「…失格!」 「ゆがーん!お、おちび!なんで教えたとおりに言わないんだぜ!?」 もちろん一夜漬けでは受からない。親まりさはいまだに文句を言う子ゆっくりを帽子にのせる と、ずーりずーりと帰っていった。 「うちには子まりさがいるんだけど、仲良くお友達になれるかな?」 と言って写真を見せると、 「むほぉぉぉ!?まりしゃはちいしゃいわにぇぇぇー!だいじょーぶよ!ありしゅがときゃいは なあいしかちゃをれくちゃーしちぇあげりゅわー!」 あっという間にレイパー誕生。 「退場っ!」 「ち、ちびちゃんん!?どうしてれいぱーになっちゃうのぉぉ!?」 親ありすの願いもむなしくレイパー化する子ありす。これも排除される。 「ちぇんのおちびちゃんはゆうしゅうなんだねー。わかるよー。」 「じゃあ計算問題を答えてみて。1+1=…?」 「うるしゃいんだねー。おにいしゃんはばきゃなんだねー。ちぇんがしょんにゃみょんだい こちゃえるみゃでもにゃいんだねー。」 「そうなんだよー。おにいさん、さっさとじぶんがばかだってきづいてねー。」 「ゲスと認定。排除します。」 ゲスはもとより排除の対象。その日から、このちぇん親子は街の中で見かけなくなった。 どこへ行ったかは誰にもわかない。 悲喜こもごも、初めての巣立ち試験はなかなかに大騒動だったが、人間もゆっくりも徐々に この状況に慣れていった。 ペットショップに陳列された野良出身の子ゆっくりは飛ぶように売れた。自分でしつけをしたい (でも覚えが悪いのはイヤ。手軽に教え込む達成感を味わいたいの☆)という (若干ワガママな)客は、実は多かったのだ。 ペットショップ組合の目論見はスマッシュヒットだった。人間がゆっくりを教育するのは難しい。 結局のところ体罰やらお仕置きやらでゆっくりさせない、という方法になるし、なにより 手間がかかり過ぎる。人件費としつけの成功率を勘案すると、赤字になることもしばしばだ。 だから親ゆっくりに教えさせる。親ゆは子ゆのために必死になって教えるから成功率もわりと良い。 人間の手間は講習会と試験だけで人件費も抑えられる。 なにより一度に大量の子ゆっくりを教え込めるのが大きい。人間がやったら何人必要か わからない作業も、個々の家庭でやれば並列作業で効率が良い。 手間と人件費を抑え、質の高い子ゆっくりだけ売り出し、ダメな個体は親ゆっくりにつき返す。 ペットショップの収益率は飛躍的に高まった。 では子ゆっくりはどうなったのか。 買われて行った子ゆっくりは、慣れない人間との生活にはじめはゆっくりできずにいたが、 元々物覚えの良い個体として選別されたゆっくりである。飼い主さんに教えられ、覚え、 そしてだんだんとゆっくりできるようになっていった。 飼い主さんも覚えのよい子ゆっくりへ教えることに達成感を覚え、お互いにゆっくりとした 生活ができるようになった。 今日も母れいむがペットショップへ来た。 「おねーさん、こんにちは!おちびちゃんたちのようすをゆっくりおしえてね!」 「まあ、れいむ。こんにちは。れいむのおちびちゃんたち、飼い主さんのところでとっても ゆっくりできてるわよ。飼い主さん達も、おちびちゃんがとってもいい子ですごくゆっくり できるってほめてたわ。」 そういって、飼い主からもらった写真やビデオを母れいむに見せた。 子ゆっくりはれいむ、ありす、れいむの3種。どの子も楽しそうに歌い、お兄さんに抱きあげられ、 元気に遊び、おいしそうな山盛りのご飯をむしゃむしゃしていた。 「ゆゆーん!れいむのおちびちゃんたち、とってもゆっくりしてるよぉ!」 「うちのショップじゃ、れいむの子が一番評価が高いわ。だから、今日は特別にご飯に ケーキをつけてあげる。」 「ゆゆんっ!れいむうれしいよ!つぎにしけんをうけるおちびちゃんも、とってもいいこだよ! つぎもゆっくりおねがいするよ!」 「期待してるわ。じゃ、はいこれ。」 ゆっくりフードとケーキの箱を受け取り、母れいむは意気揚々とお家へ帰って言った。 「おかあしゃん!ゆっくちおかえりー!」 「おちびちゃん、ゆっくりただいま!きょうはとくべつにけーきさんをもらったよ!」 「ゆわーい!けーきしゃんはゆっくちできりゅからだいしゅきー!」 店の裏口で待っていた子れいむがぴょんぴょんとうれしそうに飛び跳ねる。 これも教育の一環。街の歩き方、そしてお店の前でちゃんと待つ忍耐力を教える訓練だ。 母れいむは頭はあまりよくなかったが、教育者としてはなかなかの腕前だった。 街の害ゆ駆除の直前、れいぱーありすにすっきりさせられてしまい、母れいむは4匹の赤ゆっくりを にんっしんっしてしまった。途方にくれた母れいむは、それでも赤ゆっくりを大切にしようと 決めた。れいぱーは許せないが、赤ゆっくりに罪はないからだ。 ほかの野良ゆっくりになんとか協力してもらい、4匹ともを産み落とした母れいむは、 すぐにペットショップの提案に乗った。それしか赤ゆっくり達を育てる方法がなかったからだ。 赤ゆっくりは上かられいむ、ありす×2、そしてれいむの4匹。 姉れいむの教育は本当に大変だった。試験に落ちること3回。そのたびにペットショップから 指導を受けて教育を続けた。幼いゆっくりを4匹も抱えての教育は苦難の連続ではあったが、 姉れいむはお姉さんとしての自覚が強かったため、なんとかペットショップ入りすることが できた。 そして姉れいむは飼い主さんに買われていった。さびしくもあったが、なによりご飯を ペットショップからもらえるようになったのは本当にありがたかった。 母れいむは続けて2匹の子ありすの教育にも取り掛かった。姉れいむへの教育を元に、 今度はより野良らしく、しかし物分り良く育てていく母れいむ。 苦労は実を結ぶ。2匹の子ありすはすぐに飼い主さんを見つけた。しかも妹のほうの ありすはなんと芸能界デビューまで果たす。ゆっくりユニット(略して『ゆニット』) の『Be For Yu!』のメインダンサーとしてデビューしたのだ。 「ゆー!おかあしゃんみて!おねえちゃん、しゅごくゆっくちしちぇるよ!」 ペットショップに置かれたテレビに、Be For Yu! が映し出された。妹ありすが見事なダンス を決めている。両脇にはれいむとみょん。この3匹が Be For Yu! だ。バックダンサーは 4匹のちぇん達。 妹ありすは母れいむのお歌じょうずを受け継ぎ、歌唱力が抜群だった。それもゆっくりが 好む歌ではなく、人間が聞いてゆっくりできる歌だ。 「ゆーん!おねえちゃん、とっちぇもときゃいはだね!」 「そうだね。おねえちゃんはとってもとかいはだね。おちびちゃんもはやくおねえちゃん みたいに、いいかいぬしさんにであえるようがんばろうね!」 「……ゆー、しょうだね…。」 なぜか子れいむは落ち込んでいる。 「どうしたの?しけんさんがこわいの?おちびちゃんはとってもききわけがいいから、 しけんさんはごうかくまちがいなしだよ!」 「ちぎゃうの。れいみゅ、おかあしゃんとはにゃれたくにゃいよ…。」 「おちびちゃん…。おかあさんもおちびちゃんとわかれたくないよ。でも、いっしょうのら ですごすのは、とってもたいへんなことだよ。」 「ゆー…。」 それは子れいむにもわかっていた。いままでどれだけ辛い思いをしてきたか。 食べ物は満足にむしゃむしゃできない。猫や犬に追いかけられたことはしょっちゅうだ。 寒い日には餡子の芯まで冷え切ってしまった。風が吹いてホコリをかけられたり、 太陽に焼かれたり、雨に溶けてしまいそうになった。 飼い主さんのもとでなら、そんなことはおきない。それはわかっていた。 それでも子れいむは母れいむと別れたくなかった。 「おちびちゃん、よくきいてね?ゆっくりはいつか『すだち』をするんだよ。 それはしぜんなことだよ。…たしかにおちびちゃんはまだちいさいよ。 でも、まちではすだちはちいさいときにするものなんだよ!ゆっくりりかいしてね!」 「ゆー…、ゆっくち、りかいしゅりゅよ…。」 突然、暖かいものに子れいむは包まれた。母れいむのもみ上げがぎゅっと子れいむを抱きしめた のだ。 「おかあさんのためにも、おちびちゃん、どうかかいぬしさんとゆっくりしてね。 おちびちゃんがかいぬしさんとゆっくりすると、おかあさんもゆっくりできるんだよ。」 「…ゆっ。わかっちゃよ。れいみゅわかっちゃよ!しけんさん、がんばりゅよ!」 「よくいえたねおちびちゃん!それでこそれいむのおちびちゃんだよ!」 2匹は元気を取り戻し、意気揚々と巣に戻っていった。 さて、ここで子ゆっくりへの教育内容を見てみよう。もちろん難しいことはゆっくりには理解 できない。しかし「野良だけど物分りがいい」という条件を満たすだけなら、 実は4つのことを教えれば可能なのだ。 (1)人間はゆっくりの見えないところでちゃんと静かにゆっくりしている。 (2)人間はとても力が強い。れみりゃやふらんより強い。 (3)だからゆっくりは人間をイラつかせてはいけない。人間が教えてくれることは素直に覚えること。 (4)人間をゆっくりさせるとご飯がもらえる。それはゆっくりにとっても人間にとっても幸せ。 基本、ゆっくりは人間を「すごくゆっくりしていないもの」とみなしている。それが教育の邪魔 になるのだ。人間がゆっくりを教育するときに一番問題になるのがこの思い込みで、これがある せいでゆっくりへ教えることの大半が無駄になる。「ゆっくりしていないもの」が自分に教える ことなど何もない、と心の底で思っているからだ(これは無意識にそう考えているのでゲスとは 違う。意識レベルで当然と認識するとゲスとなる)。 まずはこれが間違いだと教えるのが最初の一歩。 次の一歩は人間がとても強いということを教える。これで力関係を理解し、無駄な増長を抑える。 さらに人間をゆっくりさせるには、イライラさせないことがもっとも重要だ。イライラするのは 思い通りにならないとき。だから、人間に言われたことは基本、すべて素直に受け入れること。 ここまでくればもうゴールも同然だ。あとは人間をゆっくりさせるのが自分の仕事だと覚えれば 完璧である。 人間がこれを教えようとすれば、(1) に引っかかって大半が脱落する。結局、暴力と恐怖で教え込む ことになる。人間が何を求めているのか、自分達に言い聞かせていることの後ろにある、本当の目的が 何か、それを類推できるちょっとゆっくりらしからぬゆっくりだけが、人間の教育についてこれる ゆっくりなのだ。これでは大量生産はできない。 しかしこれをゆっくり、しかも親が教えればどうなるか。親ゆっくりは子ゆっくりからすれば とてもゆっくりしている存在だ。だから素直に教えに従い、教育がとてもスムーズに進む。 子ゆっくりにとっても楽しく勉強ができて一石二鳥なのだ。 「ゆっ!おちび!それじゃきょうのおべんきょうをはじめるのぜ!」 「…ゆー、まりしゃ、もうべんきょうしゃんいやなのじぇ…。」 「そんなことじゃしけんさんにごうかくできないんだぜ!ほら、これをよむんだぜ!」 「ゆー…、いち、にんげんはゆっくちのみえにゃいところで…。」 「こんなにちゃんとおべんきょうさせてるのに、なんでなんどもおちるんだぜ…。まりさはひげきの ひろいんさんなんだぜ…。」 これは、悪い例。ただ子ゆっくりに文章を丸暗記させただけでは教育の効果は出ない。この親まりさ は子ゆっくりが試験に落ちるたび、ペットショップの店員からそのことを指導されているにも かかわらず、手のかからないこの方法ばかりを採る。典型的なダメ親ゆだ。 しかしこういう質の悪い親の餡子を受け継いだ子ゆがペットショップに入ったら大変だ。 店員は厳格に試験を行うことでそれを防ぐ。これは街のバカを減らす(試験に受からないので結局 エサももらえない。よって餓死の可能性が高まる)効用も期待できる。 「むきゅ!おちびちゃんはちゃんとりかいしているようね!」 「むきゅんっ!もちろんよ。ぱちぇはおかあしゃんのぱちぇだもの!ちゃんとりきゃいできりゅわ!」 こちらはちゃんと教えることができたようだ。ぱちゅりー種ともなると文章を読むだけで、だいたい 伝えられる。試験に受かるのもぱちゅりー種が非常に多い。 これは、ぱちゅりー種が街での主流種となることを後押ししているので、バカを減らす効用が またもや期待できるのだ。 「さあ、おちびちゃん!きょうもとかいはにおべんきょうをはじめましょうね。」 「おかあしゃん!ありしゅ、にんげんしゃんがれみりゃよりちゅよいなんてしんじりゃれにゃいよ!」 「ふふっ、まだちいさいおちびちゃんはしらないかもね。でもありすはちゃんとみたわ。 れみりゃをかたてであしらえるのがにんげんさんなのよ!ゆっくりとかいはにりかいしてね!」 「ゆっ!そうにゃの!?ゆっくちりかいしゅりゅわ!」 「ゆふふ…。おちびちゃんはとかいはさんね!」 こちらも成功例。ありす種は知能が高いので試験合格率も高いが、『とかいは』という謎の判断基準 により頑なに信じないこともあり、ややムラがあるのが弱点だ。 では先ほどのれいむ親子はというと…。 「じゃあきょうもおべんきょうをはじめるよ!」 「ゆっくちおねぎゃいしましゅ!」 不幸中の幸いか、れいぱーありすはよほど頭脳派だったようだ。その資質が存分に発揮されている。 「きょうはにんげんさんをゆっくりさせるほうほうだよ!まず、にんげんさんがおちびちゃんに なにかしてほしいことをいうよ!そうしたらどうする?」 「ゆっくちできにゃいことだったらむちしゅりゅよ!」 「ゆっ!だめだよおちびちゃん!それはにんげんさんがとってもゆっくりできなくなっちゃうよ! おちびちゃんはほかのゆっくりをゆっくりさせない、ひどいゆっくりなの?」 「ゆゆゆっ!?しょんにゃこちょにゃいよ!れいみゅはゆっくちをゆっくちしゃしぇらりぇりゅよ!」 「そうだね、おちびちゃんはゆっくりをゆっくりさせられるよね。 このまえおしえたように、にんげんさんはゆっくりにみえないところでひとりゆっくりするのが すきなんだよ。だから、にんげんさんをゆっくりさせないのは、ゆっくりをゆっくりさせない ことだよ!」 「ゆー?れいみゅ、わりゅいこちょをしちゃの…?」 「おちびちゃんがにんげんさんのいうことをちゃんとまもれば、にんげんさんはゆっくりできるよ! だから、にんげんさんのおしえてくれたことはすなおにおぼえようね!」 「ゆー!ゆっくちりきゃいしちゃよ!」 これが理想的な形。おおよそ人間には理解不能の論理だが、要は比喩である。ゆっくりに対して 同じことをやったらゆっくりできない、と(同一単語を連発していて人間には気分が悪いが) 教え込むのが一番理解が早い。 この点で、れいむは教えるのが非常にうまかった。れいぱーに襲われ、周りの助けをなんとか借りよう と努力してきたことで、相手の立場を類推する機会が多かったせいかもしれない。 「うん、合格よ。さすがれいむね!」 「おかあしゃん!れいみゅやっちゃよ!しけんしゃんにごうかくしちゃよ!」 「すごいね!さすがれいむのおちびちゃんだよ!」 今日は試験日。子れいむは当然のように試験に一発合格した。 「それじゃ、子れいむはペットショップにお泊りね。」 これは新しい環境に慣れる練習、と親ゆっくりには説明しているが、演技上手のゲスを見抜くための 措置だ。お泊りまで行ってしまうと安心しきって、ほとんどのゲスは本性を現すからである。 親れいむはあらためて子れいむを両方のもみ上げでぎゅっと抱きしめた。 「おちびちゃん、よくがんばったね!れいむうれしいよ!」 「…おきゃーしゃん…。ぐしゅっ。」 子れいむは涙声だ。いくら優秀でも、巣立ちするには幼い。 「あんしんして、おちびちゃん!おちびちゃんがかいぬしさんのいうことをちゃんときけば、 かいぬしさんはゆっくりできるよ!おちびちゃんとかいぬしさんがゆっくりすると、 れいむもゆっくりできるからね!それをわすれないでね!」 「ぐすっ、…わかっちぇるよ!れいみゅ、がんばりゅ!」 「それじゃあね、おちびちゃん。」 しかしそれを言い終わるのを待たず、突然ペットショップに轟音が走った。 「!?れいむはここにいて!ここなら安全だから!」 店員のお姉さんが部屋から駆け出した。 店の裏口は積み上げたダンボールが散らかるひどい有様だった。裏口のドアが吹き飛ばされず、 ひしゃげているだけのところを見ると、そこまで大きな爆発ではなかったようだが。 「ゆーっ!さっさとでてきてね!」 表でなにやら騒いでいるゆっくりがいるようだ。お姉さんは急いで壊れたドアを開けようと奮闘 しはじめる。奥からあわてて飛び出してきた店長が、惨状を見て一瞬固まったものの、お姉さんの 姿を見るとドアの撤去を手伝ってくれた。 「ゆっ!おそいよおねえさん!まりさはまちくたびれたよ!」 裏口前、そこにはドスまりさがぷんぷんと怒りながらいた。 「まりさ、これはなんのつもり?」 ドスとはビックリしたが、お姉さんは強気だ。すでに店長が加工所に連絡を入れに戻っている。 少し時間を稼げばすぐに対処できるようになる。 「まりさはおこってるんだよ!さっさとみんなをかいほうしてね!」 「??何の話をしているの?詳しく教えて頂戴。」 「ゆー!とぼけるき!?ぺっとしょっぷさんがまちのゆっくりたちをだましてかこうじょに うりとばしているのはわかってるんだよ!」 「えっ!?私たちが?加工所に?違うわ!全然違うわ!」 お姉さんは驚いて口調がちょっと変になっていた。 「うそはいけないよ、おねえさん!ひがいゆっくりのしょうげんもあるんだよ!」 「本当よ!私たちは街ゆっくり達が素敵な飼い主さんと出会うお手伝いをしてるのよ! その証拠に、お店の中から悲鳴は聞こえてこないでしょ?」 「…ゆっ、そういえばぜんぜんさけびごえとかきこえないよ?どうなって…、ゆん…、ゆん…。 そういうことなんだね?」 ドスまりさはなんだかボソボソとした声にうなづいている。 「ゆーっ!やっぱりうそをついてるんだね!かいぬしさんとかいってだましてるから、ひめいは でないんだよ!」 「嘘じゃないわ!ほら、この写真を見て。巣立ちした子たちよ!」 お姉さんがドスまりさに写真を見せた。ドスは混乱している。 「ゆゆゆっ!?やっぱりおかしいよ…。このこたちはすごくゆっくりしてるよ!どういうことなの!?」 ドスは上目遣いで怒っている。どうやら帽子の中にいるらしい。 再びボソボソとした声がドスまりさに何やら吹き込む。 「…ゆっ!そういうことなんだね!あれは『ごーせーしゃしん』っていうんだね!」 何をどう合成するのかわかってはいないようだが、それでもドスまりさは納得したようだ。 どうもややオツムの足りないドスらしい。 「もうだまされないよ!おねえさん、まりさのどすすぱーくでゆっくりしてね!」 ドスまりさは頬に隠していたスパークきのこを一気に噛み砕く! さすがに危険を感じ、お姉さんは店の中へ避難しようとした。 そのとき、店から何かが飛び出した! 「ゆーっ!!まって、どす!」 あの教え上手のれいむだった。 「おみせのなかにはおちびちゃんがたくさんいるんだよ!おみせをこうげきしたら、おちびちゃん たちがゆっくりできないよ!」 ゆっくりできない、それはゆっくりにとって最大の抑止力。 ドスまりさは口の中に溜まっていたスパークを飲み込んだ。 「れいむ、そこをどいてね!そのおねえさんはうそをついてるよ!どすであるまりさにはわかるよ!」 「うそなんかついてないよ!れいむのおちびちゃんたちはみんなかいぬしさんとゆっくりしてるよ!」 いつの間にか、ドスまりさの周りには多くの街ゆっくりが集まっていた。 「どす!おみせをこうげきしないで!ありすのとかいはなおちびちゃんをいじめるなんていなかもの のすることよ!」 「わかってねー、どす!ちぇんのおちびちゃんはすだちのさいちゅうだよー。こうげきされたら ゆっくりすだちできないんだねー。」 「どす!まりさのおちびちゃんにけがをさせたらゆるさないんだぜ!」 口々にドスまりさを非難する。やや?とはいえ、さすがにドスまりさも何かがおかしいと気づき始めて いた。 「…どういうことなの?まりさにゆっくりせつめいしてね!」 ドスまりさが帽子を振る。べちっ、と地面に落ちたのは、まりさとれいむの番。 「いぢゃい!なにずるんだぜどず!」 「でいぶをじめんざんにおどずなんでゆっぐりじでないどずはじね!」 …まごう事なきゲスの番だった。 「あ、こいつらは山から下りてきたって言うゲスね!」 お姉さんには見覚えがあった。その汚れて、少し破けた帽子とリボンが目印だ。 山から下りてきて、街ゆっくりから『巣立ち』について聞いたという番。「えさがもらえる」という 都合のよいところだけを覚えたらしく、ペットショップにきていきなり 「おちびちゃんをみてゆっくりしてね(するんだぜ)!それとさっさとごはんをよこしてね(すんだぜ)!」 とわけのわからないことをいっていた番だった。 ゲスということで加工所に引き渡そうとしたのだが、詰め込んだポリバケツを職員がひっくり 返してしまい逃げ出していたのだ。 「どうしてまりさにうそをついたの!ゆっくりせつめいしてね!」 「ごのばばあがまりざにごばんをよござながっだんだぜ!ごいづはげずなのぜ!」 「ぞうだよ!でいぶをげずよばわりずるばばあだよ!ゆっぐりどずがぜいざいじでね!」 追い詰められたせいなのか、はたまた落ちたときよほどいたかったのか、2匹はダミ声でドスまりさ に訴える。 もちろんドスは取り合わないが。 「げすはおまえたちだよ!まちのゆっくりたちみんながしょうにんだよ!」 ドスまりさのゆっくりさせない迫力、そして街ゆっくり達の包囲。2匹はおそろしーしーをもらして 涙を流している。 「はーい、そこまでー!ゲスはこちらで処分します。いいですよね、まりさ?」 お姉さんが割って入った。 「…おねえさん、ごめんなさい。まりさがおみせさんをこわしちゃって。」 「いいのよ。わかってもらえれば。」 「おわびにこのげすたちはすきにしてね。できたらかこうじょにおくってね!」 「「がごうじょはい゛や゛ぁぁぁ!」」 「そうさせてもらうわね。」 お姉さんは崩れたダンボールの中から透明箱を2個取り出すと、手際よくゲスを詰め込んだ。 店の修理費には程遠いが、その足しにはなってもらうつもりだった。 「…それじゃ、まりさはやまにかえるね。」 「まりさ、ゆっくり気をつけて帰るのよ。」 「ゆっ…、おねえさんありがとう…。ゆっくりかえるよ。」 ドスまりさは落ち込んだ様子で山へと戻っていった。 騒動もあったが、1週間後には裏口も直り、いつもの日常が戻ってきた。 街ゆっくり達は今日も子ゆっくり教育に励んでいる。 街の人々は物分りのよい子ゆっくりをペットにして満足する。 子ゆっくりは飼い主さんの下でゆっくりと人間社会を学び、飼い主さんを喜ばせ、そして自分も ゆっくりできていた。 街とゆっくりが、ゆるやかにかみ合い、ゆっくりとした時間をまわしていく。 そんなゆっくりした環境のうわさは、いまや山に住む野生ゆっくり達にも伝わっているようだ。 ペットショップの裏口には、そんなうわさを聞いた野性ゆっくりが時々、子ゆっくりや 自分(!)を売り込みにくるようになった。 ほら、今日もまた裏口のベルを鳴らすゆっくりが来た。 最近、山は不作でエサ欲しさに自分を売り込みにくるようなのが多いのよね、と お姉さんは愚痴を言いながら裏口を開けた。 そこにいたのは…。 「ゆっ!まりさはどすまりさだよ!おねえさん、どすをゆっくり買い取ってね!」 ・ゆっくりユニット(略してゆニット)って、ただ「ゆニット」言いたいだけちゃうん? →…、ごべんなざぁぁぁい! ・ありすの見事なダンスって想像つかないんだけど? →MSX 版ディスクステーションの魔導音頭みたいなものだと思ってください。 ttp //www.nicovideo.jp/watch/sm1377973 作者は本当は PSG 版の曲が好きです。どうでもいいですかそうですか。 過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 387 れいむはよげんしゃ ふたば系ゆっくりいじめ 248 ゆっくりできない理由 ふたば系ゆっくりいじめ 216 子まりさの反乱 ふたば系ゆっくりいじめ 182 どすすぱーくをうつよ! ふたば系ゆっくりいじめ 177 人間の畑だと説得してみよう ふたば系ゆっくりいじめ 147 陰口 ふたば系ゆっくりいじめ 111 効率化の道 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ↓6 もしドスを殺してそのドスの群れが攻めてきたらどうするんだよー わかれよー -- 2013-09-19 23 56 33 ゆっくりにたいしてなんだからそんなこまかいところまでといつめなくてもいいよー? わかってねー? -- 2012-07-26 13 44 57 ↓4 れいむいかのちのうなんだねーわかるよー -- 2011-07-06 22 12 38 ↓3 ドスって言っても山暮らしなんだろうから、町のルールを知らないのも当たり前だろ そこにいかにも人間に危害を加えられた風体で来られれば、口車に乗せられるのも想像に難くないだろ それに弁償とか言ってるけど、山暮らしのドスに、そんな経済力あんのかよ?www -- 2011-06-16 23 32 01 ドスはオークションかなにかでかければかなり高値つくんじゃないかな 繁殖で増やすこともできない突然変異のみだし 野生のドスは能力、性格含めて捕獲や飼育に困難があるかと 自身を売った固体なら飼育してもむやみに暴れる危険性も少ないだろうしね -- 2011-04-29 16 07 03 ↓↓それは違うと思います なぜなら、ドスは比較的頭が良いので同じ過ちを犯しませんが、 そこでドスをころしたら他の群れのゲスやそのドスの子供が今回 のように攻めて来るかもしれないのです だから逃せばそれが抑止力になって野生のゆっくりによる 被害が減るから逃がしたんだと思います -- 2011-01-05 23 51 28 ゲスに簡単に騙されて人間に戦いを挑み 実際にドアまで破壊した 危険極まりないドスは野放しなんだ・・・ しかも店長の了解もなし勝手にドスを許すお姉さんってw 店長より偉いの?wお姉さんが弁償するの?w このお姉さんを筆頭にこの町の人間は ゆっくり並みの知能しかないんだろうね -- 2010-11-09 19 54 01 どすを買い取る奴はいるのか…? それにしても住みやすそうな町だ ゆっくりも人間も損をしない素晴らしい街だ -- 2010-10-15 00 07 02 きっと不作で群の皆を生かすための食料が欲しかったんじゃないか…? おちわろたけどwww -- 2010-10-10 21 35 48 落ちワロタwww -- 2010-08-02 18 26 18 最後のドス子供じゃなくて自分を売り込むんかwww -- 2010-07-13 23 03 20
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2686.html
「ふたば系ゆっくりいじめ 1286 よくある風景/コメントログ」 短いよ。 -- 2010-06-21 21 18 49 小ネタだからいいじゃん -- 2010-07-12 17 52 15 面白いよ。 -- 2010-08-01 23 34 28 ゴミ掃除は大変だよね -- 2010-12-11 12 32 27 ゴミ掃除ご苦労様です! -- 2011-01-15 19 59 40 ?なんでゴミ袋を強化しなかったんだ? ゴミ掃除お疲れ様です! -- 2011-10-10 01 42 39 お疲れ様です。 -- 2018-08-26 15 27 30
https://w.atwiki.jp/kobetakigawa/pages/87.html
いじめの有無、尋ねず ケア優先、高校は対応後手 2007/09/22 07 41 【共同通信】 高校は少年が逮捕されるまで2カ月以上、生徒へのいじめがあったかどうかを同級生らに尋ねていなかったことが22日、分かった。 少年が逮捕されなければ、高校側は自殺といじめの関係に気付かなかった可能性がある。 高校は、生徒の自殺直後の7月6日から30日まで約70人から聞き取り調査。しかし、フットサル同好会の生徒や同級生らが 「友達の死にショックを受けている」と判断。心のケアを重視し、いじめの有無を知っているかどうかは尋ねず「どんな友達だった か」という質問にとどめていた。
https://w.atwiki.jp/seijiseisaku/pages/20.html
エスカレートしたいじめに学校側が対応できず深刻な事件にまで発展する状況がいまだ何も改善されていない問題。 既に数十年問題を引きずっている。 なぜいじめが起きるのか 1.学校の性質上閉鎖コミュニティになりやすい 2.教育制度上、精神病質や社会病質の発見と対応が疎かになっている なぜ対応しづらいのか 1.閉鎖的コミュニティゆえに証言の有効性が乏しい(校内の問題調査においても裁判においても) 2.問題への対応を怠る体制が出来上がっている 教育委員会と学校側の利害の一致により黙殺されてしまう場合もあり、そうなると解決が俄然難しくなる。 特殊なケースとしてPTAや地域社会、警察までの癒着も 3.いじめを告発する側の安全が確保されていない 生徒側や教師側双方に言えることでいじめを告発したもの、報告したものに対する保護制度が全くない。 生徒がいじめを教師に報告してもののその対応が中途半端になってしまうとその生徒が次の標的になってしまう。 4.「いじめ」という言葉のイメージから問題が矮小化される問題 いじめという名称もことの矮小化に繋がっている面が多い。 未成年者ではあるが行為自体は間違いなく傷害や心理的外傷を負いやすい精神的傷害(ハラスメント)である場合がほとんど。 被害者の保護者が状況を深刻さを見過ごしやすく、被害者本人もプライドが邪魔して言い出しにくく、加害者も該当行為に抵抗が薄く、社会的にもことの軽視に繋がりやすい。 具体的対策 1.監視カメラを設置する 教室ごとに設置。 カメラが置きにくい場所は音声記録かサーモグラフィ。 2.個々の学校組織を監視、告発する独立した組織を設置する 学校側のあら捜しをしてポイントを稼ぐような学校とは独立したセクションを設ける。 学校組織とは利害の共有を一切排し、牽制しあう組織に。 3.「いじめ」という名称を変える 当人以外の周りの大人たちの認識を変えると同時に、被害者が被害を訴えやすい環境にするという点で重要。 代替する言葉は校内暴力や校内ハラスメントなど。 4.校内パトロールをする、警察を常駐させる 保護者か警察官が学校をパトロール、または警察を校内に常駐させる。 5.定期的にいじめの有無、目撃情報のアンケートを実施する 6.カウンセラーの配置 カウンセラーを配置する。 文科省でなく警察庁管轄のカウンセラーにする。 7.いじめ対応を怠った教師に対する罰則を明記 研修を課し、教員の再教育もする。 8.低学年から精神病質や社会病質の調査をし、該当生徒をゾーニングする 特殊学級で専門の教育を受けさせたり通う学校自体を変えるなど。 9.いじめを行った生徒を矯正する施設に通わせる 教育センターに設置する。 10.大学の講義のような教室移動方式にする 閉鎖的なクラス制をやめる 11.行為が犯罪に該当する場合は刑事事件にする 12.道徳教育を施す 13.目安箱やメールを常時設置する 課題・その他 1.学校外のいじめはどうするか 学校外については警察に任せる。 いじめが校外に及ぶ理由は校外での呼び出しを拒否した場合学校内での仕打ちがさらに酷くなるため。 学校内の対処が大事。 2.社会的モラルへの影響 モラトリアム中のいじめといじめの放置は社会人になってからのモラルの低下にも繋がる。 社会モラル低下→いじめ増加→社会モラル低下・・・ 3.地域ぐるみの隠蔽 学校、PTA、教育委員会、地元有力者、警察など地域ぐるみで隠蔽が行われる場合もなくはない。 そういう場合は被害者や生徒、教師が直接中央組織に告発できるような体制と捜査権限を該当地元組織から強制的に委譲できる組織を作る必要がある。(アメリカのFBIみたいな) 4.生徒が相談しやすい環境を作る etc 被害者への在校中保護者同伴 監視カメラはインターネットで保護者が閲覧可能にする 大津の事件を受けても法律を新たに設定するという意見は皆無なのはいったい何故なのか 教員になる前に研修で格闘技などを習熟させる 無視もいじめに入れるならその対応は難しい 資料 National Geographic News「人の災難を喜ぶいじめっ子の脳」 (ナショナルジオグラフィック日本語公式サイト)
https://w.atwiki.jp/negiijime2/pages/389.html
超鈴音の計画は失敗に終わった。 あと一歩のところで担任のネギ・スプリングフィールドに邪魔をされたからだ。 だが後悔はない。 “思いを通すのは力ある者のみ、正義だろうが悪だろうがネ” 自分で言ったこの言葉通りに沿うのなら、自分には思いを通す力がネギに劣っていたことだからだ。 言い訳などみっともない上に言いだしっぺの自分が言える立場でもない。 だから倒されたとき、素直に負けを認めた。 魔法学園側がどんな処分を下すかは後にして、自分の力を阻止したネギを深く尊敬した。 この力を自分側に向けられなかったのが痛い。 だが、この思いがどれだけ自分の胸に突き刺さったことか…天才、完璧超人の超でさえ、予想もしていなかった。 否、予想すら出来なかった…。 ちゃおいじめ―1― ちゃおいじめ―2― ちゃおいじめ―3― ちゃおいじめ―4― ちゃおいじめ―5― ちゃおいじめ―6― ちゃおいじめ―7―プロローグ ちゃおいじめ―8― ちゃおいじめ―9― ちゃおいじめ―10― ちゃおいじめ―11―※最終話
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/304.html
「ふたば系ゆっくりいじめ 105 ゆっくりの鬚/コメントログ」 イラストが欲しいね -- 2010-06-18 21 33 58 すごいよマサルさんの話とかするなよ!絶対だぞ! -- 2010-09-06 05 35 26 ↓wwww前振りすぐるwww -- 2010-09-10 19 52 58 人間の腋毛と同じww 自分も前々からゆっくりは匂いに敏感だなって思ってました~(鼻が無いのに、あまあまや死臭を感じるなど) フェロモンが強すぎたのかな?ほとんど麻薬状態じゃないかww -- 2018-01-19 06 50 22
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2049.html
「ふたば系ゆっくりいじめ 980 ムシゴロウ王国7/コメントログ」 いい世界観だな。 -- 2010-08-18 21 24 50 ムシゴロウさん強えw -- 2010-08-24 03 18 51 ムシゴロウさんの同類はあと何人いるんだ・・・。 -- 2010-12-16 01 25 12 不思議なことに希少種にはスキンシップと言う名の暴力を振るわないんだよなあ…このじいさん。 -- 2011-01-13 22 40 33
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/693.html
一般道とロードローラー 3KB ・駄文注意 ・本作にはストーリー性がありません ・今回も小ネタの領域を脱しません ・ぱぴぷぺぽー! 一般道とロードローラー ペッパーあき 極彩色の、蠢く一般道。 なんということはない、道路一面に大量のゆっくりが敷き詰められているだけだ。 どうしてこんな事になっているのか? 理由は話せば長くなるが ゆっくりを加工所へ運搬中のトラックが横転してゆっくりが逃げ出したのだ。 集団になって、一心不乱に同じ方向へと移動していくゆっくり。 少しは分散すれば良いものを、 「おさないでね!!」 「どいてね!!」 「おうどんたべたい!!」 などと文句を言い合いながら、押し合い圧し合い道路上を進んでいく。 因みに、ゆっくり達が今進んでいる方向は、来た方向と真逆だ。 勿論この様な事態に、人間が動かない筈もなく。 事故現場に緊急出動したのは ロードローラーだッ! 以下本編 鉄の悪魔が重厚な音と共に、ゆっくり達の背後に迫り寄って来る。 危機に気づいた最後尾のゆっくり達が、先行のゆっくり達を急かすが 最早それは手遅れだった。 集団の中でも最も遅かったぱちゅりーの髪が、 ローラーの下敷きになる。 「むぎゅぅ!!むぎゃぁぁぁぁ!!!はなじべぇぇえ!!!!」 ブチブチッ!という小気味のいい音と共に、根元から柔い饅頭皮が剥がれ クリームを撒き散らしながら転がっていく、1秒後にはペシャンコになった。 「おあぢゅでぃぃぃぃぃぃぃい!!!!」 「ゆんやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 「どぼじでごんなごどずるのぉぉぉぉぉお!!??」 「まりさはにげるのぜ!!おまえがおとりになるんだぜぇえ!!」 「どぼじでぞんなごどいうのぉぉぉぉぉお!!??」 「あたらなければどうということはない!」 「ぞのひどのぶかはいちばんしぼうりつがだがいでじょぉぉぉお!!??」 その断末魔を皮切りに、次々とゆっくり達が圧倒的な暴力に組み敷かれていった。 仲間に突き飛ばされて転んでしまったれいむは、 あんよからじわじわとひき潰された。 「ゆばぁぁぁぁああ!!!やべぢぇぇぇぇぇエン”ッ!!!」 あんよの方の餡子が、一気に頭頂部へと押し寄せ、盛大に爆ぜた。 大混雑の中で自慢のおぼうしが外れてしまったまりさは、 命の危険も省みずにローラーへと突っ込んでいった。 「まぢざのおぼうしぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃゆでふ!!」 生き残っても待っていたのは迫害の先にある死だ ここで死んで正解だったのかもしれない。 進行を阻まれ、俊足を活かしきれなかったちぇんは、 尻尾を巻き込まれ、平らになっていった。 「わがらにゃあぁぁぁあ!??はなじでびゅべっ!!!」 まるでアメコミ、相違点は生死だけだ。 ありすは・・・・・・・・・発情していた。 「「「「んほおおおおおおおおお!!!!ありずのあいをうげどt(ブチッ) あ”あ”あ”あ”でぃずのどがいばなぺにべゅぶぇふ!!!!」」」」」」 愛、おぼえていますか? 中には珍しい(というか馬鹿な)行動をとる個体もいたが 「はやくおかーさんのおくちのなかにはいってね!!!」 「「「ゆきゅりー!」」」 れいむたんの中・・・すごくあったかいナリィ・・・ 「ぷくーっ!!これでおちびちゃんたちはあんぜぐゆべぁ!!!!」 言うまでもなく、道路のシミとなっていた。 約三十分程にも及んだ悲鳴のオーケストラは、機会の整備費と加工所の軽微な損失。 そして、道路に大量のシミを残して閉幕した。 これはひどい あれですね、全作通じて殆ど悲鳴ばかりですね。 過去作 ふたば系ゆっくりいじめ 300 顔面胡椒 ふたば系ゆっくりいじめ 302 壊れてしまったドスまりさの話 ふたば系ゆっくりいじめ 308 ユックリンの笛吹き トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 一般道を道路に沿って逃げるって流石に無理あるな。 奴等だって路地裏に逃げるなり、店に隠れるなりするだろ。 高速道路ならまだリアリティーがあった。 アイディアは面白いのに現実的ではないな。想像力足りないな、この作者は。 -- 2018-01-31 23 42 37 DIO「クズなゆっくり共!!殺してやるぞ!!俺のロードローラーの下敷きに慣れ!!」 ブロリー「流石DIO、誉めてやりたいところだ!!」 -- 2014-11-17 18 45 29 DIO様がゆっくり無双してらっしゃる -- 2013-06-14 21 10 11 ロードローラーどうやって持ってきた?汗 ぷちぷち潰すのは楽しいけどさ -- 2013-01-17 14 34 47 案の定感想フォーム内にDIO様が現れてらっしゃる -- 2012-09-26 01 03 56 結構スカッとした、いいお話ですね、ありがとうございました! -- 2012-07-15 16 31 13 ろーどろーらーでっ♪ -- 2012-06-26 10 52 46 ロードローラー出勤まで 5 4 3 2 1 0 グチャッ -- 2012-04-14 00 22 58 wwwww -- 2012-03-23 19 44 46 馬鹿www -- 2012-01-05 21 44 37 THE・WORLD 俺だけの時間だぜ -- 2011-11-18 23 30 20 無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ぁぁぁぁ!!!! URYYYYYYYYYYYYYYY!!!!!!!! -- 2011-11-02 23 07 54 れいむは基本どこでも馬鹿。 -- 2011-01-04 20 59 02 ああ、ゆっくりを殺したい -- 2010-11-13 15 39 33 気分はエンリコ・マクスウェル。死んだゆっくりだけがいいゆっくり。 -- 2010-08-18 15 17 35
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/357.html
「ふたば系ゆっくりいじめ 159 ユグルイ その1/コメントログ」 いや、細かくて面白味がありますぜ! 作者さん もみもみ(*´∀`*) -- 2012-05-25 02 50 30 とってもおもしろかったです! 設定は無駄どころか、とてもわかりやすかったです♪ ゆっくりできました!! -- 2013-10-05 09 12 03
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/457.html
町の赤ゆの生きる道 23KB ホントは各季節の間の、赤れいむ→親れいむ成長期間を描いたSSとか、別に書く気なかったんですが、 気になるとのことなので一応書きます。無論俺設定。 内容については季節的なものに触れることはありません。 『町の赤ゆの生きる道』 D.O 「ゆぅぅ、おきゃーしゃん・・・。」 町と言わず森と言わず、ゆっくりにはよくあることだが、 この赤れいむも、家族の全てを不幸な事故で失い、途方に暮れていた。 「あら、おちびちゃん。どうしたの?おちびちゃんひとりだとゆっくりできないわよ。」 赤れいむに声をかけたのはたまたま通りかかったありす。 この町のゆっくりたちの間には、いわゆる『群れ』とはまた違った相互扶助の関係があり、 こういうゆっくりしていない状況に置かれた赤ゆっくりには、相応の扱い方が確立されていた。 「・・・それはざんねんだったわね。でもおちびちゃん。 おちびちゃんはおかあさんのぶんまでゆっくりしないといけないわ。 ありすが『ほいくえん』につれていってあげるからついてきてね。」 「ほいくえんしゃんはゆっくちできりゅ?」 「・・・れいむがゆっくりしたゆっくりなら、ほいくえんさんもゆっくりさせてくれるわ。」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「ゆーん。ここがほいくえんしゃん?」 「そうよ。じゃあ、ありすはおうちにかえるから、れいむはここでおせわになってね。」 赤れいむはありすに連れられ、雑草生い茂る敷地に造られたプレハブ小屋、その床下へと入っていった。 『ほいくえん』とは、おそらく初めに名付けたゆっくりが勘違いをしていたのだろう。 その実態は、身寄りのない赤ゆっくり達を集めて大きくなるまで育てる、要は孤児院である。 赤ゆっくりのうちに親を亡くした場合、運が良ければ周囲に住むおとなのゆっくり達によって拾われ、 最寄りのほいくえんに連れてこられる。運が悪ければのたれ死ぬだけだ。 たどり着ければ、10年近く町で生き延びている、年季の入ったゆっくり達により保護を受けることができる。 無論、家族と一緒に暮すようなゆっくりが得られるわけではないが。 「ゆっくちしちぇっちぇにぇ。」 「ゆっくち、ゆっくち!」 「ゆっゆーん。しゅーりしゅーり、ちあわちぇー。」 虐待趣味の人間に危害を加えられた場合、赤ゆっくりが生き延びれるはずもなく、 ここに集まる赤ゆっくりは、もっぱら自然災害の生き残りである。 当然時期はかぶるので、プレハブの下には同世代の赤ゆっくりが何百匹もうぞうぞする異次元空間が広がることとなる。 「ゆっくり静かにしてね!おちびちゃんたちは、今日からまりさ達が面倒をみるよ! ゆっくり言うことを聞いて、ゆっくりしたゆっくりになってもらうからね!ゆっくりしないでいってね!」 「「「ゆーん!ゆっくちしちぇい・・・?」」」 こうして、孤児ゆっくり達の過酷な生活が始まった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「しゅーや、しゅーや。ふしあわしぇー・・・。」 「しゅーりしゅーりしちゃいよ・・・。」 「うんうんくしゃいよぉ。だちてにぇ、だちてぇ。」 日の出前。 赤ゆっくり達は、すやすやと寝息を立てているが、その表情はあまりゆっくりしていなかった。 プレハブの下の地面には一段低く、浅いくぼみが作られており、それが段ボールや板きれで数百の小部屋に区分けされている。 小部屋はせいぜい大型の子ゆっくり一匹入る程度のサイズ。 孤児ゆっくり達は一匹一部屋づつ割り当てられるので、上から見ると、卵パックが敷き詰められている感じだ。 言うまでもなく失踪防止と赤ありすのすっきりー防止の措置なのだが、 夜間はこの上に段ボールがかぶせられ、上には保育ゆっくり達が重しとして乗っかっているので、 うんうん、しーしーすら好きにできない。我慢できなければ、悪臭に苦しむのは自分なのだ。 などと言っている間に日の出である。保育まりさは赤ゆっくりのおへやの蓋をはずして起床時刻を告げる。 「あさだよ。おきてね。」 「「「「「「ゆっゆーん!ゆっくりしちぇい・・・」」」」」」 「静かにしてね!朝からうるさいとゆっくりできないよ!」 「・・・ゆぇーん。どうちてしょんなこというにょー。」 「朝は人間さんたちも寝てるんだよ。うるさくするとゆっくりできないんだよ。」 「にゃんなにょ?あいさつしゃんはゆっくちできるんだよ!」 「しょうだじぇ!にんげんしゃんがなんなのじぇ!まりしゃはゆっくちごあいしゃつするのじぇ!」 断わっておくが、保育まりさ達に悪意はない。はずである。 この『ほいくえん』は、あくまでも孤児ゆっくり達に町で生きる術を叩き込むための施設なのである。 体罰上等の超スパルタ教育であったとしても。 「・・・どうしても元気に朝のご挨拶がしたいおちびちゃん達は、ゆっくりしないでまりさ達の近くに集まってね。」 「「「「ゆーん!ゆっくちごあいしゃつしゅるよ!」」」」 元気な朝のご挨拶は、とってもゆっくり出来る。 そう、今は亡き母達からそう教わってきたおちびちゃん達が、保育まりさ達の元に集まる。 「それじゃ、おちびちゃん達、とってもゆっくりしたごあいさつを見せてね。」 「「「「ゆっくちりきゃいしちゃよ!ゆっくちし『ザクッ』・・・ゆぴぃい・・・ゆびぇっ・・・」」」」 保育まりさ達は、いつの間にか口にくわえていたつまようじを、大きくお口を開けた赤ゆっくり達ののどに突き刺した。 「ゆ・・・・ぴぅ・・・ゆきっ・・・?」 「ゆ・・・ゆぁぁぁああああ!まりしゃおにぇーしゃん、なにちてりゅのぉぉおおおお!」 「ご挨拶は人間さん達に聞こえないように、ゆっくり静かにするんだよ。できない子たちは喋れなくていいよ。」 「「「ゆぁぁぁあああああん!ゆっくちさせちぇぇぇぇえええ!」」」 「・・・うるさいよ。」 「「「・・・・・・・・・・っ!!!」」」 ここに到り、ついに赤れいむ達は、ここが自分たちをゆっくりさせてくれる場所ではないことに気づかされたのであった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「朝ごはんさんは、自分たちで集めるんだよ。おちびちゃん達は、早く自分たちだけで生きていけるようになってね。」 「ゆぁーん。ごはんしゃんはおきゃーしゃんたちがもってきちぇくれりゅんでしょぉぉおお!」 「あかちゃんはゆっくちさしぇなきゃいけにゃいんでしょぉぉおおお!ばきゃなの?ちぬにょ?」 「なら、お腹を空かせてゆっくり死んでね。」 「「・・・ゆっくちりきゃいしちゃよ・・・。」」 保育まりさ達は本気である。 朝の一件でそれを理解している赤ゆっくり達は、さすがに物分かりがよい。 とはいえ、さすがに保育まりさ達も赤ゆっくりにはゴミ漁りができないことなど承知の上である。 ならば、ご飯とは、何を指すのか・・・ 「おちびちゃん達のご飯さんは、お外に生えてる草さんたちだよ。捕まえられるなら虫さん達も食べていいからね。」 「ゆぇぇ、にぎゃいぃぃぃ。」 「くさしゃんゆっくちしちぇないよぉぉ。」 「ばったしゃん、まっちぇにぇ!」 「いもむししゃん、ゆっくちおりてきちぇぇ!」 「もっちょたべちゃいよぉ。」 「なら、草さんがたくさんあるから食べてね。」 「ゆぁーん。おきゃあしゃんがとってきちぇくりぇたたまごやきしゃんたべちゃいよぉぉ。」 「むーしゃむーしゃしたいなら、自分で取ってきてね。」 たとえ生ゴミといえども、捨てたての人間さんの食べ物は、ふわふわのあまあま、雑草よりはごちそうだ。 それを親の生存中に食べさせてもらった赤ゆっくり達は、たとえ今後成長できたとしても、限りある生ゴミを求めて飢え続けることになる。 好き嫌いを無くす、これは、保育まりさの愛の鞭なのだ。おそらく。 たとえ、こうしている間中、まりさの息遣いが荒く、ぺにぺにがギンギンだったとしても。 「むっきゅーん!もうぱちぇはがまんできにゃいわ!ゆっくちちたごはんしゃんのあるところにつれていっちぇにぇ!」 「ダメだよ。おちびちゃん達には危ないよ。ゆっくりしたご飯さんは、人間さんが守ってるんだよ。」 「むきゅ!おきゃーしゃんはゆっくちしたごはんしゃんをもってきちぇくれちゃわ! まりしゃおにぇーしゃんは、あまあましゃんをかくしちぇるのよ!きっとそうにちがいにゃいわ!」 「「「ゆゆっ!?まりしゃおにぇーしゃんは、ゆっくちあまあましゃんをちょーらいにぇ!」」」 「ゆぅぅ。ぱちぇはゆっくちがまんしちぇにぇ。おにぇーしゃんたちにおこられりゅよ。」 「「「おにぇーしゃんがおこりゅとゆっくちできにゃいよぉ。」」」 町赤ゆっくりの数少ないゆっくりであるむーしゃむーしゃである。 多少のわがままも仕方がないところではあるが、それですまされないのがこの施設であった。 「ゆん、しょうがないよ。ここにあるご飯さんだけで、どうしてもゆっくり出来ないおちびちゃん達はこっちに来てね。」 「「「「ゆっくちー。」」」」 「ふわふわさんを配るから、おっきくお口を開けてね。」 「「「「ゆっくちむーしゃむーしゃしゅるよ!・・・『ひょい。ぱくっ!』ゆっ!ゆぴぃぃいいいいいい!!!」」」」 まりさが赤ぱちぇ達の口に放り込んだのは、廃棄餃子のパックに入っていた、ラー油を薄めたもの、 それをスポンジに染み込ませたものだ。 ギリギリではあるが、一応命に影響は無い。 「ゆぴぃ・・・お、おみじゅしゃん・・・・っ!!!」 「お水さんなら今無いから我慢してね。」 「ゆ・・・・ぱちぇをだましちゃわにぇ・・・ちにぇ、くじゅ・・・っ!」 「ゆーん!これで、もうご飯さんの味はわからなくなったから、草さんもおいしくむーしゃむーしゃできるよ。よかったね。」 舌が肥えすぎているならば、いっそのこと味がわからなくなってしまえばいい。 これを見て、周囲の赤ゆっくり達も、保育まりさのやり方を完全に理解した。 問題点があるなら、言葉で教え込むことなどせず、問題の元から丸ごと削り取っていくのだ。 以降、ご飯について不満を言う赤ゆっくりはいなくなり、 結果としてはその味にも徐々に慣れていったので、保育まりさの目的はいつもどおり達成されたのであった。 ちなみに、この施設には卒園生達や優しいゆっくり達が差し入れにあまあまを持ってきてくれているので、 赤ぱちぇの勘は完全に当たっていたりする。無論、孤児ゆっくりの口にあまあまが入ることはない。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 食料事情が解決すれば、次はすっきりーの問題となる。 なんだか早い気もするだろうが、衣・食・住の内の衣・住、つまりおうちやおふとんについては、 結局町に出なければ教育のやり様もないので、ゆっくりの場合はこれでいいのである。 「ゆーん。れいむは、まりさのおちびちゃんがほしいんだよ!」 「まりさがすっきりーできたらいいんだけど・・・。ごめんなさいだよ、れいむ。」 「ちぇんはけっこんっしたくないけど、おちびちゃんはほしいんだよー。」 「むほぉぉぉおおおお!ありすのまむまむですっきりしてぇぇぇえええ!!!」 ほいくえんには、連日にんっしんを求めて、町ゆっくりがやってくる。 つがいが事故でぺにまむを失ってしまったり、つがいは欲しくないがおちびちゃんは欲しかったり、 いずれにしても、普通の手順ではにんっしんできないゆっくりなど、町では珍しくない。 そんな彼女たちに若くて新鮮な精子餡を提供するのも、ほいくえんの役割である。 無論保育まりさの目的は、町ゆ達からの謝礼などではない。断じてない。 「ゆっゆっゆっゆっ、しゅっきりー。」 「ゆーん。かわいいおちびちゃんができたよー。」 「ゆっゆっゆっゆっ・・・」 「おちびちゃん、もうにんっしんしたからすっきりーはいいよー。」 「ゆっゆーん。ありしゅはもっとしゅっきりしちゃいわ!」 「ダメだよおちびちゃん。すっきりーは、一人と一度だけだよ。何度もしちゃうと永遠にゆっくりしちゃうからね。」 「しょんなのしらにゃいわ!きっとあのちぇんおにぇーしゃんもつんでれしゃんなのよ!」 「・・・それに、たくさんおちびちゃんが出来たら、誰が育てるの。シングルマザーじゃ限界があるんだよ。」 「しょんなのちぇんおにぇーしゃんがそだてればいいでしょぉぉおおお!!!ありしゅはしゅっきりーしちゃいのよ!」 「ちぇ、ちぇんはもういくよー。おちびちゃんはありがとうだよー。」 「まっちぇにぇ!ありしゅはもっちょしゅっきりしちゃいわ!」 「まりさ、あとはよろしくだよー。」 「まっちぇぇぇぇえええ!もっちょしゅっきりしゃせちぇぇぇぇえええ!」 これも、よくあることである。 相手が自然の脅威とは言え、本当に賢いゆっくりならば、赤ゆを残して簡単に死んだりはしない。 当然そんな親の子供である孤児達も、餡子の出来はいい方ではない。 レイパーとまでは言わないまでも、後先考えず、欲望に忠実な者は後を絶たないのが現状である。 「ゆふん!今日のご奉仕で、何度もすっきり―しようとしたおちびちゃん達はこっちに来てね!」 「「「「もっとしゅっきりしゃせちぇにぇ!」」」」 「それじゃあ、こっちに来てゆっくりしたお顔さんを見せてね。」 「ゆっふーん!きゃわいくってごめ『めりめりめりっ!』・・・ゆぴぃぃぃいいいい!!!」 レイパー候補の赤ゆ達のまむまむ(ぺにぺに)には、保育まりさ達が隠し持っていた、短く切った割りばしが深々とねじこまれていた。 これでは、人間さんでもなければ、二度と摘出は出来ないだろう。 「「「「ど・・どぼじでこんにゃことしゅるにょぉぉおおおお!!!」」」」 「レイパーはゆっくりできないよ。これでぺにぺには使えなくなったから安心だね。」 「「「「にゃんなのしょれぇぇぇえええ!」」」」 「後はすーりすーりでもすっきり―出来ないように、ほっぺも使えなくするよ。」 まりさのくわえているのは、スポンジにラー油(今回は薄めていない原液)を染み込ませたもの。 赤ありす達のスベスベほっぺに、これをたっぷり塗りつければ、ほっぺの感覚は完全に失われ、 すーりすーりの快感は以降永久に得られなくなる。 「ゆびぃぃいいいいい!!!いじゃい、いじゃいぃぃいいいい!!!」 「ゆびゃぁぁあああ!ごんなのどがいばじゃにゃぃぃいいいい!!!」 「ぬーりぬーり。よかったね。これで、二度とすっきりーしないでよくなったよ。」 「・・・にゃんでぇ・・・しゅっきりしちゃいよ・・・」 町のゆっくりはとにかく死ぬ。 すっきり死などしている余裕はないのが現状だ。 レイパーの芽はこうして、確実に摘まれていくのである。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− その後も『ほいくえん』での厳しい教育は続いて行く。 「まりさ達はお帽子を使って、川さんに浮くことができるんだよ。やり方はこうだよ。」 「「「ゆっくちー。ぷーかぷーかしちぇ、とってもたのちいよ!」」」 「・・・でも、絶対にやっちゃだめだよ。」 「「「どぼじでぞんなごどいうのぉぉおおおお!!!」」」 「川さんは死亡フラグだよ。出来るだけ近づいちゃだめだよ。」 「しょんなのへいきだじぇ!まりしゃたちはゆっくちじょうずにおよげりゅのじぇ!」 「・・・まりさにも、ゆっくりしたお帽子を見せてね。」 「ゆーん!みしぇてあげりゅのじぇ!ゆっくちしちぇるの『ザクッ』・・・どぼじであなしゃんあけりゅのぉぉおお!」 「よかったね。これでお帽子さんで川さんに浮けないよ。」 「ゆぁぁぁ。まりしゃのゆっくちちたおぼうしが・・・。」 。 こうして、輝くような笑顔をした赤ゆっくり達が、すっかりうなだれ元気を失くした子ゆっくりになる頃、 ついに卒園試験が行われることとなった。 孤児ゆっくり達は、陰気に曇った表情の中に、わずかに光を取り戻した。 ようやくこのゆっくりできないプレイスから解放される。 お外に出たら、これまでゆっくり出来なかった分までいっぱいゆっくりするのだ。 そして保育まりさ達くらい大きくなったら、みんなで制裁してやるのだ。 その表情には、怒り、悲しみ、憎しみ、恨み、様々な負の感情が見て取れる。 その姿からは彼女たちが、今この町にいるゆっくりの中でも、もっともゆっくりしていない者たちであろうことが見て取れる。 「それじゃあ、最後の試験の内容を言うよ!」 「「「・・・・・・。」」」 「ほいくえんのお外で3回太陽さんが顔を出すまでゆっくりしてね!」 「「「・・・・・・!?」」」 卒業試験、その内容は、『ほいくえん』の外で2泊3日、であった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− その内容は、お弁当(と言っても虫と雑草だが)持参可、何をやっても、どこに行くのも自由、というもので、 最終的に3日目の朝以降に『ほいくえん』に戻ってくればいいというものであった。 孤児ゆっくり達は狂喜し、我先にと『ほいくえん』を飛び出していく。 そして、『ほいくえん』のある広場の出入り口には保育ゆっくり達がバリケードを築き、孤児ゆっくり達が帰って来れないようにした。 これは、3日後まで取り除かれることはない。 「みょーん。まりさ?こんかいはなんにんくらいもどってくるかみょん。」 「ゆん?生きてたらみんな戻ってくるよ。」 「みょーん・・・。」 レイパー候補とされ、まむまむに割りばしをねじ込まれたありすは、自分が生まれ育った路地裏へと帰っていた。 そこには当然というか、新しいゆっくり達がおうちをつくっていた。 がっかりして帰ろうとすると、ちょうどよく、現在の住民が顔を出す。お肌がヌメヌメと濡れた、2匹のありすだった。 「むふぅ、おちびちゃん。なにかごようかしら。」 「ゆぅぅ。ありすはもっとおちびちゃんだったころに、ここにすんでたの・・・。」 「むふぅ、むふぅ。そうなのぉ。せっかくきたんだから、おうちのなかにもはいっていいのよぉ。」 「ゆーん。でも、ありすは・・・」 「むほぉぉぉおおおおお!!!おちびちゃんはおそとですっきりしたいのねぇぇぇえええ!!!」 「ゆ、ゆひぃぃぃいいい!なんなのぉぉおおお!?」 「むほ、むほ、むほぉぉおおおおお!!!・・・むふぅ?おちびちゃん、まむまむがへんねぇ?」 割りばしありすは、レイプ防止のためにまむまむ(ぺにぺに)に割りばしを突っ込まれているので、 れいぱーに襲われても当然すっきりーはできない。 「むふぅぅ、すっきりーできないなんて、とってもいなかものねぇ。」 「へんなまむまむのありすはどっかいってほしいわ。きもちわるいこねぇ。」 「ゆ、ゆぅぅぅ・・・。」 その時、割りばしありす達の周囲で、サイレンが鳴り響いた。 みょーん、みょーん、みょーん・・・ 「やっと見つけたみょん。」 「むふぅぅ、なんのようかしら。」 「むふぅ。きっとみょんは、ありすたちのとかいはなあいをうけとめたいのねぇぇぇええ!」 「「むほぉぉぉぉおおおおお!!!」」 「「「「「みょーん。いなかもののれいぱーはっけんだみょーん!!!」」」」」 「「むほっ?」」 「この田舎者のありす姉妹は、まりさ一家のレイプ殺し犯だみょん。処刑だみょん!」 「「「「みょーん、みょーん、みょーん!」」」」 「「こんなのとかいはじゃないわぁぁぁあああ!!!」」 みょん自警団。 ゆっくり同士の殺傷や、行き過ぎた行為を取り締まる、ゆっくりのゆっくりによるゆっくりのための組織である。 彼女たちは、特に森育ちの田舎者レイパー(ヤリすぎて殺しちゃう、ゆっくり最底辺の奴ら)に厳しい。 「やべでぇぇぇ!ゆぎぃぃぃいいいいい!」 「いじゃいぃぃぃいいいいい!ぺにぺにがっ、ありすのとかいはなぺにぺにがぁぁぁぁあああ!」 みょん自警団から与えられる罰は、レイパー候補ありすが、『ほいくえん』で受けたものと概ね同じ処置である。 ただし、割りばしの本数がケタ違いではあるが。 「やべでぇ、いじゃい!いじゃいぃぃぃいいい!ありすちんじゃぅぅぅうううう!!!」 「レイパーはしぶといみょん。あと十本くらい刺しとくみょん。」 「ゆぴぃぃいいいいいい!」 割りばしありすがしーしーを垂れ流し、ガタガタ震えながら見ている前で、 レイパーありす達は、ぺにまむとあにゃる、ツタが生える額のあたりにそれぞれ30本づつ割りばしを突き刺され、 出来そこないの「たわし」の様になって気絶してしまった。 息をしているのでまだ生きている。 「みょーん。こっちのおちびはどうするみょん。れいぱーのつれみょん?」 じっと、みょんの探りを入れるような視線にさらされ、割りばしありすは声も出ない。 「おちびのまむまむを見るみょん。このおちびは『ほいくえん』育ちだみょん。田舎者じゃないみょん。」 「・・・・・・『ガクガクブルブル』。」 「そうかみょん。こわがらせてわるかったみょん。なにもしないからゆっくりするみょん。」 その言葉と同時に、割りばしありすは気を失った。 一方同じ頃、お帽子に穴をあけられた、元川渡り大好きまりさは、未練が捨てられないのか、河川敷にやってきていた。 寂しそうにじっと川を眺めていると、堤防の地面に穴を掘って暮らしている川まりさ達が、うじゃうじゃと這い出てきた。 慣れた風にお帽子に乗って、川の水草を収穫し始めるのが見える。 岸の近くでは、子まりさ、赤まりさ達が水に浮く練習をしている。 その微笑ましい姿は、孤児ゆっくりであることと併せて、ますますまりさをゆっくりさせなかった。 「ゆぅぅ。まりさもおぼうしにあなさんがなかったら、いっしょにゆっくりできたのに・・・。」 保育まりさのゆっくりした表情を思い出すたび、憎悪が餡子の奥まで煮えたぎらせる。 と、その時、川に架かった橋の上から人間さんの子供の声が聞こえてきた。 「あ、ゆっくり達が川に浮いてるぞ。」 「石投げようぜ、石。」 「男子達ったら野蛮ね!」 「でも、父ちゃんが『川に住むゆっくり達はクズばっかりだから、ぶっ殺しちまえ』って言ってたぜ。」 「ほらー。やっぱりいいんじゃねえか。触美も優等生ぶってんじゃねえよー。」 「むー。」 間もなく、川に浮かぶゆっくり達に大量の石つぶてが降り注いだ。 「ゆぁぁぁあああ!やめてね!いしさんはゆっくりできな『ボチュッ』・・・」ぼちゃん・・・。 「ゆゆっ!はしさんからはなれるよ!ゆんせ、ゆんせ!」 何とか橋から離れると、所詮は小学生の肩。 ゆっくり達には石つぶても届かなくなった。 「ちぇっ、つまんねえのー。」 「こりゃー!川に石を投げちゃいかーん!わしらに当たったらどーするつもりじゃー!」 「やっべ!みんな逃げるぞー!」 川のど真ん中にはいつの間にか、二人乗り程度の手漕ぎボートが浮いていた。 船上には、ゆっくり型の帽子をかぶった老人夫婦が乗っている。 ボートには、『河川管理』と書かれていた。 「それじゃあ、M枝。そろそろはじめるぞい。」 「はいはい、わん五郎さん。準備できてますよ。」 「うおほん。本日は晴天なり、本日は晴天なりー。えー、ゆっくりしていってね。ゆっくりしていってね。」 「「「「「「ゆっくりしていってね!!!」」」」」」 わん五郎爺さんの挨拶に合わせて、川に浮かぶまりさ達も元気よく挨拶を返し、 その拍子に全員がオール(として使っている木の棒)を口からぽろりと落とした。 「「「「「「まりさのゆっくりしたおーるさんがぁぁぁああああ!!!」」」」」」 完全に自力での移動手段を失った川まりさ達。 彼女たちが川の流れに任せてゆっくりと流れていく中、老夫婦は、先端に発泡スチロールの浮きをくくり付けた、 T字型の道具を取り出す。校庭の整地に使われる、トンボという道具に似ている。 「ゆっくりたすけてね!まりさはかわいそ『とんっ。ぼちゃん。』・・・。」 そして、逃げ場のない川まりさ達を、一匹一匹丁寧にお帽子から突き落としていく。 「やめてね!まりさをつきおと『とすっ。ぼちゃ。』・・・。」 「まりさにはかわいいおちびち『とん。ぽちゃん。』・・・・。」 「やじゃぁぁぁあああ!まりさしにた『とすんっ。ぼちゃん。』・・・。」 突然川の中央付近で生まれた地獄のような光景から、穴帽子まりさが目を離せないでいる中、 川岸周辺で水に浮く練習をしていた子・赤まりさ達は、自分達もオールを失いながら、 命からがら岸までたどり着き、ゆっくりしたお父さんまりさ達がなすすべもなく水中に突き落とされる姿に絶叫していた。 「ゆあーん。どうちてしょんなことしゅるのぉぉおお!」 「ぴゃぴゃー。ゆっくちにげちぇぇぇぇえ。」 「おとーしゃぁぁぁん。ゆっくちしちぇぇぇぇ。」 ゆっくり達が絶叫し続けるその背後では、なぜか毎週決まった曜日・時間帯に現れる、 くたびれたスーツを着た中年サラリーマン達が、河川敷に集結し始めていた。 全員が、その手に金属バットかゴルフクラブを持ち、豪快に素振りを繰り返している。 相当な回数素振りをしているはずだが、その表情は全く歪むことがない。 その後まもなく、河川敷では絶叫に包まれたゴルフの練習が始まった。 降り注ぐ餡子の雨の中、穴帽子まりさは、餡子の泡を吹いて気を失ったのであった。 朝のご挨拶を強行しようとしたために、喉をつまようじでつぶされたゆっくり達は、 朝の元気なご挨拶と同時に、おうちの上からボウリング球を落とされつぶされたれいむ一家を見た。 あまあまを欲しがったために味覚を奪われたぱちゅりー達は、あまあましか食べられなくなり、 草さんも虫さんも吐き出してゆっくりと餓死した赤ゆっくり達を見た。 3日目の朝。 町での生活を生き延びた孤児ゆっくりはおよそ3割。 その全員が『ほいくえん』に戻ってきた。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「まりしゃおにぇーしゃん、いままでわがままでごめんにゃしゃいぃぃ!」 「ゆっくりありがじょぉぉおおおごじゃいまじだぁぁぁ!」 「ゆんゆん。まりさもこれまでみんなに酷い事してごめんね。」 卒業試験の前まではあれほどゆっくりしていなかった子ゆっくり達。 しかし、全ては保育まりさの愛の鞭であったことを知った孤児ゆっくり達は、 そのあふれる愛に包まれてとてもゆっくりしていた。 『ほいくえん』、それは、町に住むゆっくり達の絆の象徴なのである。 「全ては計画通りだよ。ゆっふっふっふぅ。」 こうして保育まりさは、一年また一年と、安全な『ほいくえん』から離れることなく、 卒園生から贈られるあまあまと、自分の暗い性欲のはけ口を確保していくのであった。 まあ、こんな感じで町の赤ゆっくり達は大きくなっていきます。 さすがに赤ゆ一匹で生き延びれるほど甘くはないですよね。 ちなみに、この『ほいくえん』の敷地の入口には、『餡生物個体数調整地』と書かれた看板が掛かってます。 過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 132 俺の嫁ゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 148 ここはみんなのおうち宣言 ふたば系ゆっくりいじめ 157 ぱちゅりおばさんの事件簿 『町れいむ一家の四季』シリーズ(ストーリー展開順・おまけについては何とも言えないけど) 春-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 161 春の恵みさんでゆっくりするよ 春-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 154 竜巻さんでゆっくりしようね 春-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 165 お姉さんのまりさ飼育日記(おまけ) 春-2-3. ふたば系ゆっくりいじめ 178 お姉さんとまりさのはじめてのおつかい(おまけのおまけ) 春-2-4. ふたば系ゆっくりいじめ 167 ちぇんの素晴らしきゆん生(おまけ) 春-2-5. 本作品 (おまけ) 夏-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 137 真夏はゆっくりできるね 夏-1-2. ふたば系ゆっくりいじめ 139 ゆっくりのみるゆめ(おまけ) 夏-1-3. ふたば系ゆっくりいじめ 174 ぱちぇと学ぼう!ゆっくりライフ(おまけのおまけ) 夏-1-4. ふたば系ゆっくりいじめ 142 ゆうかりんのご奉仕授業(おまけ) 夏-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 146 雨さんはゆっくりしてるね 夏-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 205 末っ子れいむの帰還 秋-1. ふたば系ゆっくりいじめ 186 台風さんでゆっくりしたいよ 挿絵 byM1 D.Oの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 「やあまりさ君」 「なんかようがあるの」 「突然だけど、君クビね」 「うそ・・でしょ」 「本当たよ」 「そして、園児にやってきたこと君にもやる」 そして、保育まりさは、自分が園児にやったことをうけた。 そして園児は元保育まりさにいままでの鬱憤をぶつけた 「しね!ゆっくりできなくしたゆっくりはしね!」 「ぼうしをびーりびーりしてあげるね。」 「むきゅ、うんうんをたべなさい」 「ゆっくりできないからだにしてあ・げ・る」 -- 2015-08-23 18 36 01 理想個体の厳選かな? -- 2015-02-01 22 56 10 いいゲスもあるんだねww -- 2014-05-06 17 17 39 まちがえるな -- 2013-11-08 22 05 58 このまりさはゲスな本性だが結局は善行やってるから憎めないな -- 2012-11-27 23 00 55 「みょーーんみょーーんこのきょういくまりさをロリコン・変態ようぎでぺにぺにつぶしのけいだみょん! -- 2012-09-10 01 24 54 川さんは死亡フラグ←吹いてしまった。 -- 2011-12-11 00 25 22 全部殺せよ -- 2011-01-17 11 42 49 赤ゆっくりにとってはいい学校いい学び舎でよかったじゃないか。 ここ育ちのゆっくりなら飼いやすそう -- 2010-10-31 11 41 17 調整も何も個体数0でいいだろ。動くゴミなんだから -- 2010-10-25 17 43 11 ゆっくりの愚かさと、付け焼き刃のような賢さの対比が面白かった 虐げるにも、愛でるにも向いたD.O.さんのゆっくりは兎に角ゆっくりできるなぁ -- 2010-09-19 21 13 53 ゴルフに興じるサラリーマンがテラシュールwゆっくりを撃ってんのかw -- 2010-07-30 05 35 24 保育士まりさのぺにぺにぎんぎんのとこで吹いたわww 趣味かよww -- 2010-07-24 21 14 05 がんばれ -- 2010-07-12 01 54 11